お局とは元々江戸時代に局を与えられた女官を指していました。指導者としての意味合いがあり、名誉ある言葉として古くから使われていました。その意味合いに陰りが見え始めたきっかけとして、1989年に放送されたドラマがあります。このドラマではお局がネガティブに扱われた上に、言葉が流行してしまった為に悪い意味合いを含むようになりました。今では職場の女性上司に対する皮肉を込めた表現として使われています。皮肉が込められている理由は、職場の雰囲気を悪くしている場合が多いからです。悪口や意地悪が多いが、職歴が長く重要な仕事を担当しているので社長すらも手を焼きます。
ただ、お局は役職ではなく俗語なので、すべての女性上司に当てはまる訳ではありません。一番大切なのは、権力のある女性上司とどう接するかです。少し悪口や文句を言われたからと言って敵意をむき出しにしては、社会人としてはもちろん人としても信用されません。相手は上司なので、何を言われても我慢し結果を残すことが第一です。不適切な言動に心の中では怒っていても、接する時は笑顔を忘れずに維持し、良い印象を与え続けます。好ましいのは、女性上司に認められて信頼されることです。権力を持つ上司に信頼されることは好ましく、社内での立場を一気に上げることができます。女性上司も、自動的に上司になったのではなく結果を残し続けた末の結果なので、その発言はスルーではなく自分のものにしたいです。